古河城 ザ・登城
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ザ・登城

関東地方

下総(茨城県南部)

古河城は、城域が分かれている(約1.5km程)ため、
「古河公方館」・「古河城」に分けて掲載いたします

古河公方・足利氏誕生の地

古河公方館[こがくぼうやかた] 別称=鴻ノ巣御所 (平 城)
【所在地】 茨城県古河市鴻巣2丁目(古河総合公園内)

 築城時期:  1455年(康生元)頃  築城者:  足利成氏

こがくぼう やかた

古河公方館跡 石碑
(古河総合公園内)

 遺 構  《 遺構/曲輪・土塁・空堀・墓 》
古河公方足利義氏の墓所銘碑
元臨済禅寺のあった所、義氏は古河公方5代目 
復原された御所沼
半島形に突き出た館跡(鴻ノ巣御所)を取り囲む沼 
鎌倉公方の生い立ちと古河公方のなりたちについては、コチラをご覧ください

 のちの古河藩主・土井利勝が、当時、食料とすべく桃の木を植えた庭園が、現在、古河総合公園として拡張整備されている。

 この公園の南端、鴻ノ巣の御所沼に囲まれた半島形に突き出た場所に古河公方館跡(鴻ノ巣御所)があります。
上の写真の後方に、僅かですが土塁が残り、東方角には空堀の一部も残っています。

 郭は2つに分かれていたらしく、石碑のあるところが本郭、二郭には、江戸時代初期の豪農の家が2棟移築されており、重要文化財になっています。


 1455年(康生元)、鎌倉公方の足利成氏は、関東管領の上杉氏と争って鎌倉を追われ、簗田氏を頼り、この地に本拠を構えた。
以後、120年余り、5代(成氏・政氏・高基・晴氏・義氏)にわたり古河公方と称して、関東平野のほぼ中心に勢力を伸ばしました。

 やがて、古河公方は後北条氏に支配されたが、5代目義氏には跡継ぎが無く、豊臣秀吉の意向により、娘の氏女が喜連川の小弓公方足利国朝に嫁ぎ、喜連川公方が起こり、氏女は鴻ノ巣御所に住み、成氏の築いたこの館は徳川幕府成立まで存続しました。

 喜連川公方は、5千石程度の家格ですが、参勤交代の免除、大大名との同席など別格の待遇を受け、その地で明治まで続きます。

登城アクセス
  車  : 東北自動車道館林IC〜国道354号線
 鉄 道 : JR東北・宇都宮線古河駅〜タクシー
 駐車場 : 古河綜合公園の駐車場を利用


海鼠壁ライン

徳川幕府初代大老・土井利勝が居城した近世城郭の顔

古河城 (平 城) 【所在地】 茨城県古河市中央町

 築城時期:  鎌倉時代初期  築城者:  下河辺行平

こが じょう
すっかり破壊・水没してしまった
古河城本丸跡
渡良瀬川堤防&河川敷を望む 後方アーチ橋は新三国橋

 遺 構  《 移築/乾門・江戸屋敷表門  遺構/土塁・堀跡 》
かつて三の丸〜丸の内曲輪の間にあった乾門
平唐門様式で福法寺山門として移築 
一部のみが残る獅子崎土塁
丸の内曲輪御成門近く 
 かつての古河城の遺構は、現在、ほとんどが渡良瀬川改修により、破壊・水没してしまい消滅しています。
僅かに、出城の諏訪曲輪と丸の内曲輪の一部が残り、土塁の一部・堀跡を見ることが出来ます。

 往時の縄張りは、本丸・二の丸・三の丸・丸の内・頼政曲輪・立崎曲輪・観音寺曲輪からなり、本丸の北西隅に天守代わりの御三階櫓がありました。
当時の川沿いの南北に細長い城地であり、移築された頼政神社あたりから新三国橋のある立崎曲輪までの城域でした。

 土井家初代藩主・土井利勝(家康の落胤説がある・・・)は、家康の小姓から、年寄として秀忠・家光の3代に仕え、初代大老となり、徳川政権初期の中枢をなした。
 土井家は復帰までを含め、通算150年の長きに渡り古河藩の領国経営にあたった。 
老中となった土井家9代藩主・利位(としつら)は、雪の結晶の研究家として有名です。

 藩主がめまぐるしく変わった古河藩は、11家28人の藩主を輩出しています。

 出城の諏訪曲輪には、現在、古河歴史博物館・鷹見泉石記念館などがあり、綺麗に整備されています。


 徳川家康の関東入封により、小笠原秀政(3万石)が信濃松本から入り、次に、松平康長(2万石)が上野白井より、次いで、小笠原家(2万石)が2代続き、更に、奥平忠昌(11万石)が下野宇都宮より、永井家(7.2万石)が2代続き、土井利勝(16万石)が下総佐倉より入り大老となると、城地は拡充整備され、前任地佐倉の、江戸城より移築した御三層櫓を模した御三階櫓を築く。土井家は5代続く(13.5→10万石)

 更に,堀田家(9万石)2代、松平(藤井)家(9万石)2代、松平信輝(7万石)が武蔵川越より入り2代続き、本田家(5万石)2代、松平(松井)家(5万石)と、めまぐるしく変わり、分家筋(肥前唐津)より土井家(7→8万石)が返り咲き、7代続いて明治を迎える。

旧土井家江戸下屋敷正門
土井家から菩提寺の正定寺に寄進
され移築されたもの
家老屋敷長屋門
現在、個人宅の門塀です
頼政神社
時の城主・松平信輝が
1696年(元禄9)に建立
(立崎曲輪より現在地に移築)

鷹見泉石記念館
家老として藩主・土井利位に仕え、蘭学者でもある
三河田原藩家老・渡辺崋山とは知友)

平成御三階櫓(?!)
とある新聞店の店舗兼居宅です
(国道354号沿い)

茨城城郭会 古河オフ会 2007 年10月7日(Sun) 晴れ

   秋晴れのこの日、赤飯さん主宰の「茨城城郭会 古河オフ会」に参加して、古河城址・城下町・古河公方館跡を、終日探索してきました。
参集したメンバーは、赤飯さん、けむしさん、あきもとさん、山崎さん、フローラさん、小梅さんとプラス1さん、ミドモとプラス光明子の総勢9名。

 それでは、ご案内させて頂きますが、弊サイトとともに、赤飯さんの「鹿嶋文化財研究所」の中の「古河城特集」に、詳しく掲載されていますので、こちらもご覧になられることをオススメします。

 なお、幹事の赤飯さんが、「古河オフ2007」のページをUPされています。こちらには、当日、歩き廻ったコース・見学地が地図上に掲載してありますので、たいへんわかりやすいです。

土井利勝夫妻の宝篋印塔
土井家の古河藩治政は、前後併せて155年におよび歴代藩主中最も長い。東京浅草の誓願寺にあった墓所を、関東大震災後の復興計画により、昭和2年、現在地に移転
土井家菩提寺の正定寺の土井家墓所の中にあり
藩校「盈科堂」跡
東片町自治会館のところ

古河藩作事役所跡
錦町の頼政神社の南東地点

追手門跡
慶長年間(1596〜1615)の松平(戸田)康長の頃の門で、
一の門の高麗門と二ノ門の櫓門の間に、
土塁で囲まれた枡形空間を設けてあった

現況の道路が枡形の名残である折れを伴っている

古河城下本陣跡
常陽銀行西口店の対面角
日光街道古河宿道標
1535(寛永13)年、徳川家康を祀る日光東照宮が完成した
ことにより、江戸〜日光間の日光街道が整備され、1861
(文久元)年、日光街道と筑波道との分岐店に設けられた
常夜灯型式の道標

現/二丁目曲の手通り
城下町の中の街道は、町の途中で直角に曲がり、
先を未通すことが出来ないように作られたところ
肴町通り
城下を通過する諸大名の使者が挨拶に派遣され、それを
歓迎接待するための使者取次所である御馳走番所が設
けられた処。古河城裏木戸を経て城内に食料品を供給
する交流の道として栄えた道幅約6.4、長さ41.5mの通り

今の中央二丁目「米銀」から中央三丁目「坂長本店」の間
旧/古河城文庫蔵(坂長本店店蔵)
土蔵造り、桁行7.21m、梁間8.45m。移築して、酒問屋
を営んでいる商家の店部分として現在も使用している
旧/古河城乾蔵(坂長本店袖蔵)
土蔵造り、桁行7.27m、梁間4.54m。移築して、店舗脇
の通りに面する角地に立つ、梁に文久3年(1863年)の
墨書がある
御茶屋口門跡
往時の日光社参の往復の宿泊・休憩地は岩附・古河・
宇都宮の三ヶ所であり、ここを左折して御成門を潜り、
古河城内へと入った

県道野木古河線に面しています
出城「諏訪郭」跡の石碑
古河文学館前にあり
ここの文学館には、女流歴史小説家の永井路子が幼少時に過ごした旧居が、市内に一部復元保存されている関係
から、氏著作の蔵書が実に多い

桜門跡

出城・諏訪曲輪に残る土塁
現在、諏訪曲輪には古河歴史博物館が建っています
濠をイメージしてか、池・噴水が設けられています
 ■ 昼食 : 餃子の丸満 半餃子定食 788円(税込) 安くて旨かったァ!
 ■ 夕食 ; やなぎや遊水亭本店 公方御膳 1365円(税込) 地域癸韻龍焦はサスガに美味い!
 ◇ 20:15頃 御開きとなり、各自、四方八方の無料我が家ホテルへ…

 古河市内の史蹟巡りには、地図上に史蹟や遺構の説明・所在地などが明記してある古河観光協会発行の「古河てくてく観光マップ」を携帯されると便利です。この観光案内パンフレットは、勿論、無料でゲットできます。

 古河城への登城は三度目でしたが、赤飯さんは古河出身で、古河城諏訪曲輪隣の小学校を卒業。やはり、地元の方の案内ですと、見落としていた石碑や知らなかった遺構などが多々あり、たいへん有意義な一日であった。

 赤飯さん、皆さん、一日中たいへんお世話になりました。ありがとうございました。

登城アクセス
  車  : 東北自動車道館林IC〜国道354号線〜左折/三国橋東袂〜右折〜古河郵便局の
  先左側に駐車場あり

 鉄 道 : JR東北・宇都宮線古河駅または、東武日光線新古河駅(北川辺町)〜徒歩15分
 駐車場 : 古河歴史博物館の駐車場を利用

古河市公式HPへリンク
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